越権ダマシイ!

心の狭~い男による映画の感想。ネタバレをあんまり恐れてません。

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トゥー ブラザーズ

原題 「Two Brothers」(2004年イギリス・フランス合作)
主演:ガイ・ピアース



プレミアムステージにて。

幼いトラの兄弟が父トラが殺されたことから離れ離れになり、それぞれ人間に捕まって数奇なめぐり合わせの末、見世物で殺し合いをさせられることに。。
しかし闘いのさなか、お互いが離れ離れになった兄弟だと気付いた2頭は・・・
という感じで感動のラストシーンへ。。

って映画。
序盤の子トラのかわいさにため息もの。でも中盤以降は動物映画によくある感じのかわいそうな展開。


結局この映画の(俺的)テーマは、「人間は勝手だね」ってこと。

登場するハンターの男の「善意」は兄弟の親を殺し、自分が子トラの母トラを殺さないために結果的に心優しい他のトラを殺させることになり、あげく自分がジャングルから連れ出しておきながら、ジャングルに戻ってもいずれは人間を襲うことになるから殺すしかないと言い出す。
総督夫婦は息子のために飼い始めた子トラを一度はかわいがっておきながら、ふざけて犬を殺してしまったことで一転、「恐ろしい獣!」といって追い出す。
自分の心のなぐさみに子トラを獰猛な闘虎に育て、「お前は私に猛々しく生きろと言っているのか!!」と勝手なことを言い出す。
サーカスでトラを暴力で調教する男・・・なんかはいわずもがな。

って言ってもいずれの人間の行動も多分普通の、当然の行動。または人間目線のストーリーを書けばちょっと感動ものになるんじゃないかってな行動。
トラを主人公にしているからこそ、トラ目線で、こうした人間の行動が勝手な自己満足や余計な悲劇の原因になってるってのが皮肉っぽく感じさせている。


ただこうしたトラ目線のドラマを作る、っていうか「心優しいトラ」とか「生き別れたトラ兄弟の兄弟愛」「トラの家族愛」っていうような要素を含んだドラマを作るためには、トラの行動や心情が過分に擬人化されることが必要になる。
この映画は実写とCGと人形を使い分けて作っていて、映像的リアリティとの調和のためなのか、ジャングル大帝やライオンキングほど完全に人格化されているってことはないが、いずれにせよ、現実的なトラの生態や知能の範囲よりも人間的に描かれている。
例えば孤独のため餌を食べない子トラを心配してしっぽで遊んでやって元気付けてやるシーンだとか、じっと見つめ合ってコミュニケーション取り合ったり、励ましあったりだとかってのは、かなり現実離れした、「人間らしい」行動だ。


どうだろう。
なまじ実写とCGで映像的リアリティがあるだけに、こういうできすぎたキャラクターはむしろ胡散臭くなってしまうんじゃないかな。
こういう擬人化されたトラのキャラクターやストーリーを作るんならいっそのことライオンキングみたいなアニメでいいんじゃないかって気がする。

ってそんな意地悪く考えないでも素直に半分ファンタジーと承知で心温まる感動のストーリーとしてみればいいじゃんとも言えるけど。。。

う~ん・・・でもやっぱり実写だから胡散臭く感じてしまうなぁ。。
「野生のエルザ」みたいなドキュメンタルなリアリティか、ライオンキングのような完全なファンタジーか。
どっちか片一方に偏っていてくれれば、今回だったらもっとファンタジックな映画になっていてくれればもっと素直に感動できたんだと思うが・・・


評点 3.0点 。

子トラのかわいさ(そこは文句なし。はぁぁ・・・)と人間への皮肉な目線、(完全にファンタジーだけど)2頭の兄弟愛と心温まるエンディングにそれぞれ1点ずつ。


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  1. 2005/07/16(土) 23:59:59|
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ーえ

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