越権ダマシイ!

心の狭~い男による映画の感想。ネタバレをあんまり恐れてません。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

メトロポリス

原題 「METROPOLIS」(1927年ドイツ→1984年アメリカ)
主演:アルフリート・アーベル



ビデオで借りてみてみた。


未来。繁栄を極めたメトロポリスは、地下の工場で働かされ、さらにその地下の居住区で抑圧されている多数の労働者と、地上で享楽的に生きる少数の権力者たちに分かれていた。
単調で苦しい労働を強いられて労働者たちの忍耐は限界に近い。彼らはマリアという女性の言葉をよりどころにしていたのだが、労働者たちの集会を目撃した地上の支配者は、科学者が発明したロボットとマリアをすり替え、ロボットに労働者を操らせようとするが、ロボットは地上で男を誑かしたりするなど狂ってしまい科学者の手に負えなくなる。
そしてロボットは労働者たちを煽動して暴動が起こる。そしてその暴動の結果、地下の居住区で洪水が起こり、子供たちが取り残された・・・
一方マリアと恋に落ち、労働者たちの惨状を知って動いていた支配者の息子と本物のマリアは、洪水から子供たちを救い出した。
ロボットは怒った労働者達によって焼かれ、最後は息子が労働者たちと父である支配者との間に入り、両者を結びつける・・・

って感じの話。


マリオトロポリスというフラッシュに映像が使われていた映画で、もともとは1926年にドイツでフリッツ・ラングという監督が作った映画らしい。

もともとは180分以上あるサイレント映画だったらしいが、アメリカ公開時には大幅にカットされてしまい、さらにカットされた部分のフィルムが消失していたものに、1984年ハリウッドでいくつか見つかったカット部分のフィルムを加えて、音楽をつけて、カラーリングして・・・という風にしてリバイバルされたものらしい。それでも長さは100分ぐらいだからどこが長くなったのかよくわかんない。。。

そんなわけでストーリーは飛び飛び。途中に字幕で解説が出るから話の筋はわかるんだけど、激しく不自然。

ただ、80年も前のサイレント映画ということを考えると、不気味なロボットの造形や未来の想像図とか、ビジュアル面ではかなりインパクトがある。
特にロボット。能面みたいな表情の顔にC-3POみたいな金属の体。奇怪な踊りを踊り、男を誑かし、焼かれながら狂った笑いを浮かべる・・・不気味だ。。。

時代背景を考えたら、抑圧される労働者と少数の権力者という構図や労働者の団結・暴動とかいうストーリー自体かなり刺激的。
勝手な憶測だけど、資本主義社会のアメリカ(特にアメリカで公開された1929年は世界恐慌の起きた年)で大幅カットされたのはそのせいもあるんじゃ・・・

あと全体的にキリスト教的な要素が見え隠れ。マリアが労働者たちにバベルの塔の説教(?)をしたり、ロボットが狂って男を誑かしたりしている場面に七つの大罪のモニュメントが動く様がオーバーラップしたりする。この映画に登場するロボットは人々を堕落や暴力や破滅に向かって人々を誘惑するシンボルなのかもしれない。

まぁとにかく「サイレント時代のSF映画の金字塔だ」とか言われるのはなんとなくわかる。


しかしこの84年版、音楽が入ってるんだけどそれが正直超ジャマ。なんか不気味な恐さを演出すべきだろ!ってところに大音量で70年代80年代のアメリカのテクノめいたロックの歌が流れてくるのはメチャクチャ場違いで、雰囲気ぶち壊し。
あまりに耳障りなのでミュートにして観ていた。そのほうが圧倒的に雰囲気があるし、ストーリーの流れを壊さない。
ってゆーかサイレント映画なんだからこれで普通なんだよな。。


評点 2.0点 。

いや、もう歴史上の作品って感じ。普通に楽しむとかそういう感覚じゃないかも。
点数も実際つけようもない気がするけど・・・音楽がジャマすぎるので観てて不快だったの印象がやっぱ強いからとりあえずこんな感じかしら。


シュールで不気味なビジュアルや世界観は確かに一見の価値アリだし、ストーリーも自分の生きてる年代からこれだけ離れてるサイレント映画でも結構観れるものだということに驚いた。

でも音楽は後付けのひどい。耳障りこの上ない。
しかもミュートにしても歌詞がアホみたいにデカイ字幕で出てくるのがウザ過ぎる。


あ~でもこれはかなりカットされてるバージョンだからなぁ。。
元のサイレントで公開されたときのものを観てみないとこの映画をホントに観たとはいえない気がするけど・・・。




あと気になったこと。
この映画に登場する、地上にある“堕落の館”みたいなところの名前が
「YOSHIWARA(ヨシワラ)」
なわけなんだが・・・

この時代のドイツの人には、日本の吉原はそんなに堕落の象徴的に語られるような場所として認識されていたのだろうか・・・?


[メトロポリス]の続きを読む
スポンサーサイト
  1. 2005/07/18(月) 23:58:17|
  2. 映画 (マ行)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

トロイ

原題 「TROY」(2004年アメリカ)
主演:ブラッド・ピット



長い。とにかく長い。
夜中に眠い目をこすってみていたので余計長く感じた。


この映画のキャッチコピーは「史上最大の愛のための戦い」だったが、正直アホかとしか思えない話だ。
思慮の浅すぎるトロイの王子とスパルタの王妃の不倫が戦争の原因というのは、あまりにアホらしい。

ってそんなところに文句言ってもしょうがないか。。
この映画でその不倫がことさら美化されているわけでもないし。


話としては、一方的にどちらのサイドに立って描かれているわけではなく、どっちの王も支配欲や神への盲信によって戦争をする浅はかなものとして描かれるし、むしろ主人公の戦士とかも含めて完璧な善がいないなかで、恋人や家族への愛や名誉のために戦う戦士の姿や、復讐と殺し合いの螺旋に囚われて苦悩する姿が描かれている。
ただ、愛だ名誉だって言ったところで結局最後は攻め込んで一般人をガスガス殺戮するし、それがトロイ戦争の当然のラストだとしても気分のいいものではない。いや、戦争ってのは虚しいもんだってことだね。うんうん。


映像的にはかなり迫力があったと思う。
千艘の船が海を渡るシーン(あれ途中で嵐に遭ったらどーすんだろ・・・)や何万人がぶつかる戦闘シーンなんかは結構迫力があってよかったと思う。


評点 3.5点 。


文句つけてもしょうがないとわかってはいるけど戦争自体が無意味なつまらん理由で始まっていることに結局納得がいかないし、そんな中でも戦って殺しまくることで名誉を残すしかない戦士の苦悩を描いたにしてもやっぱり気分がよくない。。


ってゆーかそもそも「愛のため」とかいう言葉が出てくる時点でこちとら完全に冷めちゃってますよ。ええ。


冷血人間
  1. 2005/07/18(月) 15:20:44|
  2. 映画 (タ行)
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2

ーえ

06 | 2005/07 | 08
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

Search

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。