越権ダマシイ!

心の狭~い男による映画の感想。ネタバレをあんまり恐れてません。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

血と骨

血と骨」(2004年日本)
主演:ビートたけし



在日朝鮮人1世の金俊平という男の生涯とその家族の物語。
梁石日という人のベストセラーらしいが、モデルとなったのはこの人の実の父親だそうだ。


映画自体はすごい迫力があった。一人の男の一代記でもあり、家族や周囲を取り巻く人々の運命をリアルに、力強く(暴力的?)描いている。


たけし演じる主人公の男。信じられないくらいに最低の人間。
超利己的・超暴力的・金の亡者・理性が失われているような化け物のような生き方。
それに怯えて暮らすしかない家族。男の周囲の人間は彼に脅かされ、悲劇的な運命をたどる・・・(って言っても男と関係なくても不幸な星のもとに生まれたんだろうってくらい不幸)

こんな人間が存在すること自体恐怖だよ。実の父親をモデルにして作ってるっていうんだから本当なんだろうけど・・・


何でこいつが誰にも殺されなかったんだろう・・・何回殺されてもおかしくないくらい恨みを買うような人間だ。終戦のゴタゴタ、ホントに殺されてもおかしくない。

それに家族もなんでこんな鬼に縛られ、脅かされ続けていたのだろう・・・?
何故逃げないんだ。。

あれだけ理不尽な暴力と狂気に脅かされているのを見ると警察に突き出したくなるけど・・・。
それもできなかったのかなぁ。そういう時代?確かにどこに行っても暴力と罵声の地獄のようだった。なんでこの話に出てくる男はどいつもこいつも暴力的で腐りきってるんだ・・・。地域的なもの?大阪恐いわ・・・


って思ったけど、日本で、特に当時の状況では、朝鮮人たちはどこに行っても虐げられて、朝鮮人長屋で朝鮮人同士が身を寄せ合っていくしかなかったんだろう。。
男から逃げても共同体を出たら生きていけなかったというような事情があったのかもしれない。

それか民族意識の強さか。
作中にも母が「日本人の女なんかにあの金を持っていかれるわけにはいかん!」という場面があった。
日本人の元に逃げて行ったり、助けを求めたりすること自体、プライドに関わることだったのかもしれないな。


でもそれにしても殺人を見過したのはわからん。財産がどうのって話でもない。家族にしたって何か失われている。作中にはろくな人間が出てこない。


ほんと暴力的な映画だったなぁ。。映画の迫力や力強さはともかく、好みでいえば全く好きな映画ではない。


評点 3.0点 。


結局、この男にとって家族ってなんだったんだろう?
あれだけ自分勝手に生きて家族を苦しめ続け、憎まれていたのに結局家族の近くから離れることはなかった。
高利貸しになって莫大な金を溜め込んでも住んでいるのは家族と目と鼻の先。
自分の血を引いた子供を産ませることに執着して、死ぬまで息子には執着を見せていた。
自分の血に対して何より執着していたのかもしれない。


家族のこと以外にもこの映画には、日本に渡ってきた朝鮮人がどうやって生きていかねばならなかったか、また北朝鮮への帰国事業に関する場面もでてくるが、それが彼らにとって夢のように見えたかなどがわかるような気がした。
そういう意味でこの映画を観た価値はあったかもしれない。
スポンサーサイト
  1. 2005/07/28(木) 12:01:51|
  2. 映画 (タ行)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<三銃士 | ホーム | SPAWN>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://okamisan.blog16.fc2.com/tb.php/59-311ee156

ーえ

05 | 2017/06 | 07
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

Search

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。