越権ダマシイ!

心の狭~い男による映画の感想。ネタバレをあんまり恐れてません。

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12人の怒れる男

原題 「12 ANGRY MEN」(1957年アメリカ)
主演:ヘンリー・フォンダ




1950年代制作の白黒映画。


父親を殺した容疑で裁判にかけられた18歳の少年の審理が終了し、あとは12人の陪審員による有罪か無罪かの判断を待つばかりとなった。12人全員一致で有罪とされれば少年の死刑が確定する。
そんな状況で別室に集まった陪審員の男たちが決を取った。証拠もそろっており当然有罪という雰囲気で、11人が有罪を主張するなか、ひとりの男が無罪を主張。
そこから12人の男たちによる緊迫した議論が始まる・・・

というような流れ。


面白かった。
オープニングとエンディングを除く映画の大部分が会議室でのシーンという思いっきり脚本勝負という感じの映画だが、最初の弛緩した雰囲気から徐々に緊迫していく展開や、議論の熱と蒸し暑さで息苦しいばかりの雰囲気が伝わってくる生々しさなど、思わずこちらも引き込まれてしまう。

映画というよりは舞台劇のような脚本。
咳払いや息遣いなどを含め、議論が実際の時間と同時に進行していくので、生の緊迫感があり、議論がすぐ眼前で繰り広げられているかのような感覚になる。


人を裁くという重大な責務のなかで、自分のなかにわずかでも疑問があるならそれを殺さずに徹底的に向き合うだけの意志がなければならない。

有罪・無罪というのは簡単にひっくり返されるべきものではないと思うが、陪審を行う個々人がそれに向き合うことなく判断を下すことはあってはならない。

この映画を観ていて、ある男の考えに1人また1人と意見を翻していく様子に「逆にこんな単純に無罪としていいのか?」という疑問も沸くが、劇中の台詞にもあるとおり、「無実だというのも可能性の一つでしかない。少年が殺人を犯したということが真実かもしれない、殺人犯を擁護しているということになるのかもしれない。だがそこに合理的な疑いがあるのなら簡単に有罪とするわけにはいかない」ということなのだ。
あくまでも簡単に有罪・無罪を決めてしまうことへの拒否であり、少なくとも再審に付されるべきだということだ(ただ無罪の評決→再審になるのかは俺は知らないので微妙だけど)。

俺はそう納得した。


他にも書くことは色々ありそうな気がするけどとりあえず


評点 5.0点 。


映画としても脚本の妙で緊迫感と迫力に満ちた見ごたえのある映画だった。

それに加えて、日本でも裁判員制度の導入が決まっていて、俺が将来裁判員として呼ばれる可能性もあるわけだ。
そういう意味でも観る価値があると思う。
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  1. 2005/10/02(日) 23:59:59|
  2. 映画 (サ行)
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