越権ダマシイ!

心の狭~い男による映画の感想。ネタバレをあんまり恐れてません。

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SHALL WE DANCE

原題 「SHALL WE DANCE」(2004年アメリカ)
主演:リチャード・ギア




ご存知周防正行監督の日本映画「Shall We ダンス?」のハリウッド版リメイク。

主演の役所公司→リチャード・ギアはいかにもな配役。
ヒロインは草刈満代→ジェニファー・ロペスということで雰囲気はかなりラテン系な雰囲気に変わっている。
趣味の問題なのか、ジェニファー・ロペスに合わせたためかは分からないけど、ラストシーンも含め、ラテン系のダンスがオリジナル版よりもはるかに多い。
渡辺えり子の役は「よく見つけてきたな~!」っていうくらい渡辺えり子声の人。名前はわかんないけど。

ストーリーはオリジナルとほとんど変わらないし、配役もうまい具合にキャラが合ってたと思う。


違いを感じた点として、映画全体としてハリウッド版のほうがやはり人物の心情や関係をよりわかりやすく描いているという印象を受けた。


話の流れや個別のシーンは同じなんだけど、ハリウッド版は主人公夫婦の愛情についてよりフィーチャーしている。
まぁオリジナルのほうはやや曖昧というか、あまりストレートに夫婦が愛を語るとことかはないので、これは当然かもしれない。

妻役のスーザン・サランドンがオバサンがいい感じでアメリカ版のアプローチもとてもいい感じだと思った。

まぁ夫婦や家庭の雰囲気とかはそもそもお国柄で大分違うってのはあるけど、クライマックスの夫婦のダンスシーンがとても素敵。リチャード・ギアはむしろこれでエンディングじゃないかってくらいかっこいい登場の仕方だし。
あのシーンはよかったな。うん。


ハリウッド版ではヅラの人が弁護士だったり、主人公のリチャード・ギア自身も金持ちだし洗練された印象を与えられるため、オリジナルと比べると「平凡な中年」って感じはしない。
俺としては、オリジナルの設定のほうが感覚的に主人公の倦みにリアリティを感じやすい気はするし、主人公がヒロイン(先生)にダンスを始めた理由と続けた理由を語るシーンは役所公司のほうがよかったとは思う。

・・・だからといってハリウッド版のほうが悪いわけでもないし、まぁそこはどうでもいいか。。


劇中でゲイ云々の話が出てきたが、そこは日本版にはない視点だったなと思った。



評点 4.5点 。


ラストシーンはオリジナルとハリウッド版で結構違っていたが、そこはどっちがいいかはどちらとも言えない。

俺は日本版の、Shall We Dance~♪に乗せて踊るシーンで終わるのが好きだったので、ラストダンスのあとのワイワイしたノリやエンドロールがアップテンポのラテンっぽい音楽で終わるとことかはあんまり・・・でもハリウッド版の方がわかりやすいし楽しいラストだったような気もする。。

やっぱどちらとも言えないな。


ま、とにかく面白かった。やはり観終わったあとは楽しい気分になれるいい映画だと思う。
  1. 2005/10/19(水) 23:59:59|
  2. 映画 (サ行)
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12人の怒れる男

原題 「12 ANGRY MEN」(1957年アメリカ)
主演:ヘンリー・フォンダ




1950年代制作の白黒映画。


父親を殺した容疑で裁判にかけられた18歳の少年の審理が終了し、あとは12人の陪審員による有罪か無罪かの判断を待つばかりとなった。12人全員一致で有罪とされれば少年の死刑が確定する。
そんな状況で別室に集まった陪審員の男たちが決を取った。証拠もそろっており当然有罪という雰囲気で、11人が有罪を主張するなか、ひとりの男が無罪を主張。
そこから12人の男たちによる緊迫した議論が始まる・・・

というような流れ。


面白かった。
オープニングとエンディングを除く映画の大部分が会議室でのシーンという思いっきり脚本勝負という感じの映画だが、最初の弛緩した雰囲気から徐々に緊迫していく展開や、議論の熱と蒸し暑さで息苦しいばかりの雰囲気が伝わってくる生々しさなど、思わずこちらも引き込まれてしまう。

映画というよりは舞台劇のような脚本。
咳払いや息遣いなどを含め、議論が実際の時間と同時に進行していくので、生の緊迫感があり、議論がすぐ眼前で繰り広げられているかのような感覚になる。


人を裁くという重大な責務のなかで、自分のなかにわずかでも疑問があるならそれを殺さずに徹底的に向き合うだけの意志がなければならない。

有罪・無罪というのは簡単にひっくり返されるべきものではないと思うが、陪審を行う個々人がそれに向き合うことなく判断を下すことはあってはならない。

この映画を観ていて、ある男の考えに1人また1人と意見を翻していく様子に「逆にこんな単純に無罪としていいのか?」という疑問も沸くが、劇中の台詞にもあるとおり、「無実だというのも可能性の一つでしかない。少年が殺人を犯したということが真実かもしれない、殺人犯を擁護しているということになるのかもしれない。だがそこに合理的な疑いがあるのなら簡単に有罪とするわけにはいかない」ということなのだ。
あくまでも簡単に有罪・無罪を決めてしまうことへの拒否であり、少なくとも再審に付されるべきだということだ(ただ無罪の評決→再審になるのかは俺は知らないので微妙だけど)。

俺はそう納得した。


他にも書くことは色々ありそうな気がするけどとりあえず


評点 5.0点 。


映画としても脚本の妙で緊迫感と迫力に満ちた見ごたえのある映画だった。

それに加えて、日本でも裁判員制度の導入が決まっていて、俺が将来裁判員として呼ばれる可能性もあるわけだ。
そういう意味でも観る価値があると思う。
  1. 2005/10/02(日) 23:59:59|
  2. 映画 (サ行)
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スティング

原題 「The Sting」(1973年アメリカ)
主演:ポール・ニューマン




1936年のアメリカ、シカゴ。
若い詐欺師のフッカーは、マフィアとのトラブルで師匠にあたる老詐欺師を殺され、自らも追われる身に。
師匠の最後の言葉のとおり大詐欺師のゴンドーフを訪ねたフッカーは、殺したり血を流すやり方ではなく(詐欺師らしく)マフィアのボスをカモにして大掛かりな詐欺にかけて復讐すると誓う。
大仕事に再び輝きを取り戻したゴンドーフとフッカーは集めた仲間とともに一世一代の大仕掛けに挑む。。

てなお話。


面白かった。

血なまぐさいマフィアに暴力で復讐するのでなく、詐欺師の誇りにかけて相手を頭で出し抜いて勝つっていう主人公達がスマートでカッコいい。


音楽もいい感じ。ラグタイムピアノっていうらしい。音楽の軽快さが詐欺師達の巧みさや映画全体のエンターテイメント性みたいなのを演出していた。

絵がめくれて始まるオープニングやそれぞれのチャプターの始まりのシーンなんかも洒落てるしいい雰囲気出してるなと思う。グッドオールドアメリカみたいな(?)


ま、ちょっとマフィアのボスのロネガンが間抜けすぎるような気もするけど、話も軽快で最後まで巧いこと仕掛けがちりばめてあって面白い。


そしてエンディングのゴンドーフとフッカーが粋!

登場人物のしぐさや格好も含めてかっこいい映画だったな。


昔の映画特有の映像(色合いとか・・・白黒に後付けで色付けたせい?w)や動きの映り方のせいなのか・・・同じことを今やっても出ない雰囲気が昔の映画にはあるような気がして・・・そこが俺はまた好きなんだな~。



評点 4.5点 。


問題なのは、(DVDの問題だけど)音声が不自然でよくないのと、出てくる女性がマイコー(整形後)そっくりのオバサンとか尖った顔のオバサンとかばっかりだったことかなw

ポール・ニューマンもロバート・レッドフォードもカッコいいのに・・・

そうそう、フッカー役の若い頃のレッドフォードはブラッド・ピットにかなり似ていたな。。


とにかくこれもオススメの映画。
  1. 2005/09/26(月) 23:59:59|
  2. 映画 (サ行)
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6デイズ7ナイツ

原題 「Six Days Seven Nights」(1998年アメリカ)
主演:ハリソン・フォード



プレミアムステージにて。


1998年かぁ。。もう結構昔だなぁ(しみじみ)。。。


バカンスで南の島にやって来た勝気なキャリアウーマンとぶっきらぼうなパイロットがアクシデントで無人島に不時着して・・・
っていうサバイバル(?)な感じの映画・・・かと思いきやかなり軽いノリのラブコメ。


超安直なストーリーだし、別にハラハラドキドキのスリルを求めて観るべき映画じゃないのは確か。

二人の間に芽生えるロマンスだって、緊張やスリルを恋愛感情だと錯覚してるだけという気が・・・
それこそ「スピード」のラストのセリフのような・・・w


ってまぁそんなにストーリーとかにこだわってみるようなものでもないやね。
テレビで観る分には、軽いノリで流し気味になら楽しめるのでヨシ。


期待してDVD借りてきて観たとかならガッカリもいいとこかもしんないけど、気難しく観なければいいんじゃないかな~。
南の島きれいだったし・・・

あ~なんか南の島行きたくなったなぁ。。。


評点 3.0点 。


テレビで観たので甘め。


ただ・・・

ハリソン・フォードが最初のうち、かなーりネチ(高校のバスケ部顧問)に似ていて気分が悪かった。。


あとヒロイン。これでもかというくらい乳首を浮かせていたね。まったくアメリカ人ってゆーのは・・・
  1. 2005/08/06(土) 23:41:22|
  2. 映画 (サ行)
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16歳の合衆国

原題 「The United States of Leland」(2003年アメリカ)
主演:ライアン・ゴズリング



元恋人の知的障害を持った弟を殺した16歳の少年。虫も殺さないようにさえ見える彼は何故殺人を犯したのか。。
って話。


心優しい普通の青年が殺人を犯すということが衝撃的だということらしいけど、彼は普通だろうか?
いや普通ではないと思うなぁ。
物静かで感情の起伏も激しくはない。
でも繊細すぎる。
あまりにナイーブだし、熱が無さ過ぎる。

ごく普通の青年が起こす殺人とは違うから衝撃的とは思わない。

彼の世界観ってのはなんとなくわかる。
「世界は哀しみに満ちている。みんなそれに気付かないか目を逸らしてるだけだ。」
っていうのは自分も思春期の凄くナイーブになっているときにはそう感じたようにも思う。

ただ彼の場合は、無感情にならなければ哀しい感情に窒息させられてしまうと思うほど極端に繊細で、「普通」はこうはならないだろう。


だからこの映画を観て感じるのは、そういうような衝撃ではなくて、哀しみに押し殺されそうな繊細な青年の心に対する切なさなんだと思う。

そういう意味では、映像的にも悪くなかったし、ラストの方の描写は切なくてよかったと思う。


だからといって彼の殺人が正当化されるとは思わない。
彼の世界観もわかるし、繊細で切ない感情というのもわかるんだけど、それでも殺すというのはやはり独善的だし、子供過ぎる。


評点 3.5点 。


似たようなテーマでも俺は「エレファント」の方が好きだけどこちらも悪くない。

ひとそれぞれ思うところが違う映画だと思う。


もう一回くらい観たら感じるものも違ってくるような気もするな~。
  1. 2005/07/29(金) 14:01:27|
  2. 映画 (サ行)
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